30年の経験と実績。会社再建や破産・債務整理はお任せください。
民事再生手続では、債権者集会の決定は多数決で行われます。再生計画が賛成多数で可決されると、その内容で法律上問題がない場合、裁判所が認可決定というものを出します。この認可決定が確定すると、債務のカットや残額の支払方法に反対の債権者もその内容に拘束されます。このように、一部の債権者が会社の提案する返済方法になかなか同意してくれそうにない場合でも、多数決で決せられる民事再生手続でなら対応できることがあります。
正確に言えば、債権者集会での決定は、普通の多数決で行われるわけではありませんが、一般の方には煩雑になりますのでここでは細かい説明は省略します。大雑把に言えば、担保で保護されている債権を除いた正味の債権額をベースに、その半分以上の債権額を持っている債権者が賛成してくれれば、普通は大丈夫と考えておけばいいでしょう。
電話でもご相談の予約ができます
井上玲子は、会社倒産や再建に関する書籍の執筆も行っております。